2013年5月16日木曜日

「洋酒技術研究会」総会にて講演をさせていただきました

今年50周年を迎える伝統ある会「洋酒技術研究会」総会にて、講演会をさせていたいた。
テーマは「女性から見たアルコール市場/日本酒市場から学べること」。大手洋酒メーカーの方々100名以上が集まるなかで、キンチョ~の講演。みなさん技術者であり酒造りのプロ集団。どこまで私の話に興味を持っていただけるか・・・・。準備段階からちょっとした「勝負」気分であった。そう自分とのね。

会場は貿易センタービル39階の東京會舘。眺めがいい~。少し気分が和らいだ。ご参加は業界のベテラン先輩から若い女性までさまざま。総会後、メルシャン株式会社様の創立からの歴史を伺い、続いて私の話。福井で生まれ育った時の話から(これが今の仕事に深く関係しているのでお話はここから)、女性としてお酒のビジネスにかかわってきた25年間の話をプロフィールにかえて説明する。


女性から見たアルコール市場は、アンケートに出てこない女性の本音と生の声を紹介。とくにお酒が好き、美味しいものが好きという「お酒コアゾーン」の人たちの声を紹介。たとえば、「女性は本当に甘口が好きなのか?」「悲しい酒は飲まない」・・・とかね。



つづいて日本酒・焼酎市場の現状と取り組みについて。とくに私がかかわっている新しい提案を紹介。クールスタイルやワイングラスでおいしい日本酒アワードなどなど・・・。きき酒師協会の4タイプについて、戸塚昭先生が「そんなあやふやな提案をしてはいけない」とご指摘(いつものことだけどね)。お酒に関してボキャブラリーも区分けも曖昧模糊とした一般消費者には、有用だ・・・・とは、この日は言わなかったけど…。


講演会の後は懇親会。いろんな方からご質問やご意見を伺い、たのしい会になった。女性向けとして甘口商品を数々作ってきたがどれもこれも失敗・・・・さてこの先どうしたらいいのか・・・・といった切実なご質問も頂戴した。これ、むずかしい問題。一度真剣に検証してみたいと思った次第。しかし、若くチャーミングな女性や生真面目に商品開発に取り組む若手男性参加者もいて、さすが大手メーカーには優れた人材がいるのだなと実感。お酒業界にいることに誇りを感じる日になった。
ご準備された宝酒造様、お世話になりました。ご参加の皆様、ありがとうございましたー。









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